6月13日(土曜日)、北九州市小倉南区ののりゆき様宅で、待ちに待った井上哲玄老師のお話を聴くことができました。
お話は、午後1時から4時までの午後の部と夕方6時から8時までの夜の部の2部がありました。
参加者の多いのには驚きました。
午後の部で、約50名、夜の部で約20名、北九州市を初め福岡市、山口県さらに四国からも参加があったようです。[管理人註:関東や関西からも参加されていました]
広いのりゆき様のご自宅の広間が一杯になり、クーラーの温度を下げないといけないような熱気に包まれていました。
午後の部、夜の部どちらも前半は、井上哲玄老師のお話があり、後半は質疑応答という形で行われました。
どちらの部も熱心な質問で、切実な悩みや葛藤の質問も沢山ありました。
私は、それらの質問を耳にして、井上哲玄老師の話された「雪より黒いものはない」という公案が浮かんできました。
このお話の深さに思いが至りました。
雪が黒いと言っても、目は誤魔化されないが、人間の頭は、あれこれ理由をつけて白を黒にしてしまう。そして黒いと思い込んでしまうことができる。
人間は、自分の考え方で、悩みや葛藤を作り出しているのではないか。
「人我の見」「内虚にして外事あるのみ。」という言葉が心のなかに染み込んできました。
さらに興味あったのは、「ものの存在も、人の存在もすべてなくなってしまうという事実があるんです。」ということでした。
そのような体験をしてみたいと思いました。このお話を聴いて、心の奥に強いエネルギーが湧いてくるのを感じました。
最後に、このような企画をして頂いたあだちさんに感謝したいと思います。
そして、ご自宅を快く提供されたのりゆき様ご夫妻に感謝したいと思います。有難うございました。
おがた
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